スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【花中往来】 神様の人形

P3303292.jpg


帝都は5ヶ月ぶりに暖かくなってきました。しばらく冬のナマズのようにじっとしていましたが、やっとやる気が出て来ました。最近は新しい立体作品(神様)の制作に追われています。

神様人形シリーズはそれぞれマテリアルから製法まで異なるので全てが手探りになります。そのせいで作業にかかる所要時間の見込みが立てられないので苦労はありますが、女の子の人形ばかりを手がけていた頃と比べると「モノを作っている」という手応えがあります。正直、立華あたりになると作業感が出てきて辛く感じたこともありました。


【花中往来】 迎春

P3220638-4a.jpg



明けましておめでとう御座います。

色々と勉強をしていたら自分の書く文章の馬鹿っぽさに耐え切れなくなりブログを放り出していましたが、馬鹿は業病なので治癒する見込みはありません。これは一生付き合って行くしかないと、元日のお天道様を仰ぎながら諦めました。足元に落ちたように見えたのは涙だったかも知れません。

年末年始は「Uボート」「史上最大の作戦」「遠すぎた橋」といった古典の戦争映画を色々と見ていました。「Uボート」はドイツ制作ですが、ドイツの戦争映画は敗戦国として戦争の悲劇に真正面から向き合った重厚な作品が多く、エンタメ性とは無縁の救いの無い展開がある意味魅力です。この辺りは勿論、我らが日本とも同様の政治的な要請も多分にあるのだろうと想像します。一方アメリカには西部劇の延長のような能天気な戦争映画もみられ、戦勝国の余裕を感じます。

戦争と言えば今年の大河の「真田丸」ですが、これは従来のイメージのような大阪城の突き出しでは無く、南部の寺町を改修して築かれた堅固な出城であったことが近年の研究で明らかになったようです。年始のTV番組では、寺町の高い塀を利用して寄せ手の進行ルートを限定し、そこに火力を集中させ徳川方に一方的に大打撃を与える真田軍の鮮やかな砲兵戦術が活写されていました。徳川方はこれに対抗し、銃撃から身を隠す溝を掘る。近代のような塹壕戦が既にこの時点で行なわれていた事にも驚きました。大河「真田丸」のクライマックスではこの最新の考証が取り入れられるのは想像に難くなく、結構楽しみにしています。

ま、正月から戦争の話というのも何ですかね。今年はまず春にACTさんで開催される「ACTアート大賞展 写真部門」に参加します。その後も同ギャラリーでのアートフェアに「白川神社」出展を考えており、存在感を出していきます。昨年末からそれに備えて神具の充実を図っており、出展の前に自室が神社になりそうです。

人間、生きていると色々あります。俺も今でこそこんなヤクザ稼業に手を染めていますが、来年には投資家になっているかも知れません。どっちもヤクザ稼業か。作家活動なんてものを続けていくには、実力だの才能だのといったお子様が大好きなものとは異なる他律的な条件が色々と必要になりますが、今年も何とかやれそうです。来年は知りません。蜻蛉のように儚い命です。「女性の儚い美しさ」なんて慣用表現がありますが、自分は女性に儚さを感じたことはありません。俺の方が儚いです。ですから今、応援して下さい(笑)






今年もよろしくぅ!o(^▽^)o

にほんブログ村

【花中往来】 還幸

DSC_3024.jpg



八重様におかせられましては、この度二週間の展示より無事に還幸あそばされました(最高敬語)。

八重様は春の個展で販売していた。幾人か購入を検討してくれた方はいたのだが、生憎と縁に恵まれなかった。それよりも非売品の環や立華を欲しがってくれる方が多かった。自分としてはコンセプトの立っている八重様の方が美術作品としては上だと判断しているのだが、この辺りは相手次第だ。

美術というのはマスを相手にした人気商売とは微妙に違い、美術として面白いものを作り続けなければいけない。そして一意的ではないにせよ「何が美術として面白いのか」の判断がつくお客さんが、いわゆるアートコレクターで、美術はこのコレクターさんに向けて作るのが本来的な姿だ。これは分かってくれる人に見せるのがいいよね、というだけの単純な話だ。

このあたりが反感や批判を産む原因になったりもするのだが、元来美術とはそういうものだ。中学校の美術の時間で学んだと思うが、ギリシャ彫刻やルネサンス絵画からして、聖書や神話の知識なくしては理解できない。鑑賞には前提となる知識(教養)が必要になる。

とはいえ、「聖母マリアは綺麗だな~」という楽しみ方をするのも別に自由だ。レベルの異なる様々なフックを作品に仕掛けておくのも作者のテクニックだろう。ちなみに教養が不要で誰でも楽しめるものは美術ではなくデザインや娯楽と呼ばれるが、芸術は大衆のものであるべきとした岡本太郎さんなど、美術界の中にもその閉鎖的な体質に批判的な人は多くいる。

色々な意見はあると思うが、個人的には低きに流れないものもあっていいと思う。
自分の趣味を形にする通俗的アートから、わざわざ小難しい現代美術を志向したのは、自分の知識を成果物にしたいという思いがあったからかもしれない。通俗的アートでもそれは出来るのだが、問題は好き嫌いの世界ではそれを評価してくれるオーディエンスがあまりいないことだ。そういうのは俗に言う空回りというやつで、どうせ同じことをするのなら評価された方が得だ。

得したい。






春信の見立絵も知識人の楽しみのために描かれたものでした。
同時に、単なる美人絵として鑑賞してもよいのです (^^*)
にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ
にほんブログ村

【花中往来】 神様の子供たち

P7151473.jpg



浅草寺のほうずき祭り、靖國神社のみたままつり、不忍池の灯篭流し等、夏の祭事が続く時期だ。

今年のみたままつりは露店の出展がなく、例年よりは随分と人出が少なかった。
一部報道によると、横行するナンパや深夜までの騒音被害に配慮してとあるが、俺は警備上の問題もあるのかなと思っている。ここ数年韓国との関係は悪化する一途で、なにしろここはその韓国人によるテロ行為の大きな標的の一つだ。警官の巡回も頻繁にある。飲酒して馬鹿騒ぎしたいのなら幾らでも他の場所があるだろう。

近年の混雑は若者の右傾化に関連があるとする論調もあったらしいが、見当外れだったようだ。
若者は友達と食って騒いで異性と遊べない祭りなどに用はないだろう。
日本の祭りは伝統的に男女の出会いの場を提供する機能を持っていたので、若者が異性を目当てにここを訪れるのは正しいのだが、21世紀ではそれも許されないようだ。

祭り(神事)と性の関係は深い。
ちなみに、祭りで乱交するような風習は昭和初期まで残っていたらしい。もっともこれは現代でいう乱交とは異なり、神様の子を授かるという意味合いだ(当時なんと呼ばれていたかは知らない)。前近代までは「命を生み出す」というのは人の手の及ばない業、つまり神の領域の事柄だと思われていた。

神事であると同時に、農村にとっては未来の労働力を生み出す重要なイベントでもあり、もちろん歳若い男女にとっては娯楽でもあったろう。古来の習俗は抑圧に抑圧を重ねる現代よりも意外に合理的だったりする。都市化が進み村落共同体が崩壊すると共に、そうした伝統の風習も廃れていった。

一昔前に「神の子」などと自称する格闘家がいたが、日本では別にそんなものは珍しくもない。
みなさんの祖父母もひょっとしたらそうかもしれない。






鬼灯買ってきましたよ。夏はこれがないとねえ(゜o゜)
にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ
にほんブログ村

【花中往来】 隠されたもの

P3210565_201507020220019d9.jpg



視覚芸術の勉強の一環として、昨年から映画をちょくちょく見るようにしている。

先日はラストシーンが衝撃的と話題になったS・キング原作の「ミスト」を視聴。
舞台は突如として原因不明の霧に包まれるアメリカの田舎町。
その中で、霧の中に潜む正体不明の化け物に襲われる人々を描いたSFホラー作品だ。

内容ははっきり言って退屈だった。
触手を持つ化け物のデザインや、恐怖に煽られ暴走する群集心理の脅威を描く展開も定番かつ陳腐だ。
話題のラストシーンにも特に衝撃は受けなかったが、それによって「隠す」というテーマが明示されると共に、「恐怖は人間の想像の産物」というホラーの本質を表現した見事な構成には関心した。退屈な120分を過ごしたが、視聴後には満足感があった。

非常にメッセージ性が高く、それを伝えるためだけに120分を費やしていると言っても大げさでもない作品だ。
視聴後のこの感覚はアート作品を鑑賞した後のものとほとんど同種のものだと感じた。
登場人物に感情移入して見るタイプの人にはお勧め出来ない。多分その鑑賞方針で心地良さを得るのは難しい。
作品の賛否が分かれるのもその辺りが理由なんじゃないだろうか。






闇の向こうにあるものは貴方が決めるのです(^^*)
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

著者近影

白川行雅(シラカワユキマサ)

Author:白川行雅(シラカワユキマサ)
美術家。神道・民間信仰・オカルト等をテーマに美術と宗教の関係を再構築。神様を作ってギャラリーで神社をやったりご飯を食べない嫁を売ったり。伏見稲荷正講員。初詣は白川稲荷神社へĦ Profile(CV)

2016 出展予定
【第6回・創作表現者展】
2016年12/9(金)~12/18(日)
DORADO GALLERY

【Photonico】
2016年8/17(水)~8/28(日)開催中!
Tokyo Institute of Photography

【ACT ART COM】
終了しました
The Artcomplex Center of Tokyo

【ACTアート大賞展】
終了しました
The Artcomplex Center of Tokyo

他いろいろ
Flickr寫眞館
作品随時追加中
Created with flickr badge.
目次
白川神社公式アカウント
美術・人形・寫眞・神社・展示情報・其ノ他日々ノ由無事ヲ呟ク
作品錄
写真以外の作品ハ此方。クリツクデ詳細ヲ閲覧可
文箱
御問合ワセ、出展の御依頼等ハ此方カラドウゾ(更新は終了しましたが、メールは届きます)

御名前:
メヱルアドレス:
件名:
本文:

其ノ他
此ノブログヲリンクニ追加スル   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。