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【光画遊戯】 新霊写真

P7151502.jpg「新霊写真 #1 New Ghost photo」2015




子供の頃から非現実的なことが大好きで、神話やオカルトの本などをよくワクワクしながら見ていた。しかし、2000年代にデジカメが普及してからは心霊写真というものはあまり見かけなくなったように思う。

言うまでもなく心霊写真の多くは単純に撮影者の技術不足による失敗写真だが、カメラの自動化が進むにつれ、これはカバーされるようになった。また、デジカメは撮影画像をすぐ消去出来るため、そうした失敗写真は日の目を浴びなくなったこともあるだろう。
そして画像処理・加工ソフトの一般への普及による写真の真実性の喪失が決定的だ。いまや写真に「本当のこと」が写っているなんて誰も思わない(はずなのだが、未だに未加工を売りにする写真家がいたりする。だからそれは証明できないだろ 笑)。

かくして21世紀の現在、「オバケが写った!」などと言っても一笑にふされるようになったわけだが(いや、昔からそうかも 笑)、心霊写真そのものの構造には面白い点があると思う。

世のインテリア写真家(デザイン的に優れた美しい写真を撮る人達)・商業写真家達は撮影の際にロケーション、構図、ライティング、機材というような技術的な問題に終始する。彼らは技術者なので個人的に主張したいこと(=表現したいこと)は持たないからだ。彼らにとっていい写真とは、美しく技術的に高度な写真のことである。

しかし、心霊写真というジャンルは「何か怪しげなもの」が写ってさえいればいい。ブレていようがピントが外れていようが、誰もそんなことは問題にしない。むしろその方が臨場感がある。”力ある被写体”を”記録する”だけの純粋で根源的な写真だ。そこではもはや写っているものが本当だろうと嘘だろうとかまわないじゃないか。このように技術的完成度から離れたところで成立する写真そのものの在り方を楽しむという形で、心霊写真を再評価できないか。それを通して技術偏重の写真界に対する批評性を意識している。

とはいえ、もちろんこれは「やらせ」なのだから、全ては作為の内にある。つまり一応技術はある。「ない」のに「ある」。「技術」を以って「非技術」を表現する。その反転構造も作品の妙かもしれない。それだけではなく、神様人形の活かし方とか神様というテーマとの関連、他の写真家との差別化、民俗学やオカルトの知識の活用など様々な意図を込めている。被写体にする人形によっての発展やさらなる勉強によるコンセプトの深化も期待できそうだ。これはシリーズ化してみようと思う。





聞く所によると、英国には心霊寫眞家なる職があるとか(・_・*)
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【光画遊戯】 写真的なメソッドで

R0021315.jpg 「美食家の仕事Ⅰ」



来月頭、アート写真の専門家の方にポートフォリオを見て貰える機会ができたので準備をしている。

「アート写真」という言い方は少々いやらしいと思わなくもないが、まあ仕方ない。
「TOKYO FRONYLINE PHOTO AWARD」のように「コンテンポラリーアートとしての写真を募集する」と明確にアナウンスする公募展もあるくらいだ。

同様にペインティングでも立体でもアートとそうでないものの境界はあると思うが、
それを口に出しても反感を買うだけで何の得もしない。だから普通は皆言わない。
それに今現在アートでなくても100年後にはアートになっているかもしれない。

アートの定義についての議論には不毛な面もあるが、一方で最低限の目的意識や知識を共有している者同士でなくては有意義なコミュニケーションが成り立たないのも事実だ(それを「アートの」と呼ぶかは置いて)。
今回の機会はポートフォリオを見て貰えるのはもちろん大事だが、それと同時に専門家との会話から自分のレベルや方向性を客観的に割り出せればと思う。




【光画遊戯】 今更OM-D E-M5

DSC_2512a.jpg



久しぶりにカメラを買った。
以前このブログでも紹介したミラーレスカメラのオリンパスE-M5だ。

発売から2年経ち、後継機の発表を目前に控えた時期に
新宿の某店で大幅値引きされていた所を丁度良く見つけたので購入した。

そういえば昨年はほとんど機材関連のエントリを上げなかったと思う。
友達から中判を借りた話を一度書いたくらいか。
今はカメラ趣味よりも作品を撮る事とそれを発表する事が忙しく、面白い。
だがその結果、増えつつあったカメラ友達と共通の話題が持てなくなってしまったのは少々残念。

写真はただシャッターを押せば誰でも撮れる手軽さが特徴だ。
それでいて奥が深く、趣味としては非常にオススメだが、アートとして考えた場合は
何も考えずとも「撮れてしまう」というのが大きな落とし穴になる。

カメラを使いこなして自分ならではの作品を作るのか、
それとも勝手にキレイな写真を撮ってくれる高性能なカメラ様を支えるだけの人間三脚になるのか。
それは持ち主次第。







人間二脚じゃないの?(゜゜*)
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【光画遊戯】 すぐ隣の異界

8,000,000-3       「8,000,000-3」



シリーズものとして鳥居を撮り始めた。

というよりも、以前から何気なく撮っていたのを改めて発見したという方が正しい。
考えてみれば、鳥居というのはまさに俺がテーマにしようと考えている
「異界やその境界」を体現した構造物じゃないの。

「境界」という概念は、例えば「人間とモノの境界=人形」というようにも当てはめられるし、
また写真の世界も、現実を写しておきながら現実ではない一種の「異界」と捉える事もできる。
今製作中の立体の新シリーズも鳥居と深い関係があったりする。

こちらは新宿の花園神社境内の威徳稲荷。
神様にレンズを向けるのは失礼な行為だと思うが、
神様は神社に「住んでいる」訳じゃないので、外から社を撮影する分には問題はないと考えている。

日本では神様というのは遍在しているものだ。
神社は想像力が貧困な人に神様という異界の存在をイメージさせる為のインスタレーションだ。
元々偶像崇拝を禁じていた仏教が仏像というアイコンを得て信者を拡大して行ったのと
同じで、このあたりの手法の違いに日本人の性質が垣間見えて面白いんじゃないだろうか。

かと言って、神社が神様と無関係だと主張しているわけでもない。
神様の事務所みたいなもんかな。礼儀を守り、お賽銭も弾みつつ、撮らせてもらう。
俺は宗教とは一切関係が無いが、神様という概念には非常に関心がある。








本当は夜のお社には行かないほうがいいんだけどな~('◇')
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【光画遊戯】 Flickr


↑クリックで飛べます



友人達も参加している、世界で最も有名な写真SNS「Flickr」を始めてみた。

日本語には未対応という事で二の足を踏んでいたが、翻訳ソフトの助けを(全面的に)借りながらぽちぽちやっている。
多くの言語に対応しているくせに、写真大国の日本を無視するなんて反感でもあるのだろうかとちょっとムッ。

日々世界中のフォトグラファーのクオリティの高い作品を閲覧できて勉強になる。
始めて日本人以外のオーディエンスを意識し、タイトルの付け方などにも色々と学ぶ点がある。

ちなみに写真を撮る技術者の事を「Cameraman」と呼び、写真で作家活動や表現行為を行う人々の事は
「Photographer」または「Artist」と呼ぶ。
よって、こういう場所で「Cameraman」とプロフィールに書くと、
「Artistか誰かの指示で撮影行為を担当した人」と受け取られるので注意だ。
(嫌味でもなんでもなく、そういうプロダクトの作品は幾らでもある)



著者近影

白川行雅(シラカワユキマサ)

Author:白川行雅(シラカワユキマサ)
美術家。神道・民間信仰・オカルト等をテーマに美術と宗教の関係を再構築。神様を作ってギャラリーで神社をやったりご飯を食べない嫁を売ったり。伏見稲荷正講員。初詣は白川稲荷神社へĦ Profile(CV)

2016 出展予定
【第6回・創作表現者展】
2016年12/9(金)~12/18(日)
DORADO GALLERY

【Photonico】
2016年8/17(水)~8/28(日)開催中!
Tokyo Institute of Photography

【ACT ART COM】
終了しました
The Artcomplex Center of Tokyo

【ACTアート大賞展】
終了しました
The Artcomplex Center of Tokyo

他いろいろ
Flickr寫眞館
作品随時追加中
Created with flickr badge.
目次
白川神社公式アカウント
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